分析

マクラーレン、
3戦で33点 運転の難しさと立て直しの計画

読了目安 約2分

マクラーレンはアゼルバイジャン、マレーシア、シンガポールの3戦で、合わせて33点にとどまった。第17戦シンガポールGPの決勝はノリスが4位、ピアストリが5位で、優勝したフェルスタッペンとの差はノリスでも40.506秒あった。コンストラクターズでは339点の3位を守っているが、4位レッドブルとの差は7点しかない。

アゼルバイジャンでは再スタート直後の多重クラッシュにノリスが巻き込まれ、ピアストリもコースアウトした。マレーシアではスタート時のタイヤの判断が誤りだったとされ、6位と9位。シンガポールではスプリントで2台が接触し、スプリントの得点はノリスの1点だけだった。

The Race は、不振にはコースや状況によるものと、チームとドライバーのミスによるものの両方があると見ている。マシンは低速コーナーやコーナーの進入、ストレートで弱く、空気抵抗も大きいと分析する。ノリス自身も、マシンは運転が難しすぎて予選で1周をまとめられず、すべてのコーナーでぎりぎりの状態だと話している。

なぜ運転が難しいのか。The Race は、マシンが狭い性能の窓に入ったときだけ速さを出す可能性があり、そのために扱いが極めて難しくなっていると見ている。ピアストリも、限界より少しでも下で走るとラップタイムを大きく失うと話したという。4回の予選セッションの平均で、最速タイムに対するマクラーレンの最速車の比率は100.54%で、メルセデスの100.22%、レッドブルの100.24%、フェラーリの100.36%より遅い。

チーム代表のアンドレア・ステラは、単にダウンフォース(空気の力でマシンを路面に押しつける力)を増やすより、もっと根本的なものが必要だと話す。マクラーレンは次戦アメリカGPでまとまった空力パッケージを入れ、シンガポールの予選で約0.3秒あった差を埋めたいとしている。残りのアップデートは段階的に入るため、ステラは、勝利を争えるかどうかは最後の3戦で分かるだろうとした。根本的な改善は2027年型のMCL41で目指す。

シンガポールの決勝では、ピアストリがパンクで予定外のピットストップを強いられた後、ノリスが順位を戻す手助けをチームに申し出た。結局その必要はなかったが、ステラは、チーム全体の利益を個人の利益より上に置く考えが浸透した証拠だと評価した。スプリントの接触については、容認できないとする声明を出していた。

関連